ユサヒトノアノヒトコノヒト vol.4

今回のユサヒトノアノヒトコノヒトは、PEPPERLANDがオープンして間もない頃からライブをし続けているマビキ団の河原龍峰さんです。龍峰さんとPEPPERLANDの出会いは今から34,5年前、大学進学で京都に住んでいた時。当時は今のようなライブハウスの形態はなく、誰もがライブをする場所がない状況でした。京都から岡山へ帰省した時に、友達に「面白い店が出来たから遊びに行こうと」誘われて行った『誰もが自由に表現出来る場所』としてオーナー伊勢雄さんが作ったPEPPERLANDで「オレでも出れる!」と思ったそう。それからは京都から岡山に帰省する度にライブをしていたそうです。この頃から登山も始め、大学の山岳部の部室を訪ねると部室の壁に遺影がずらっと並んでいるのを見て「これは駄目だ死ぬ!」と思った龍峰さんは、独自のトレーニングを開始!寒い山で眠ると本当に死ぬのかを確かめるため、部屋の中でも髪の毛が凍るような寒さの中、Tシャツとパンツと毛布1枚で徐々に食事の量を減らしながら1ヶ月間ベランダで眠ったり、インキンになった時は「インキンはカビだ!」と知り、川原でパンツを脱いで3日間日光に当てて治したり…通常の感覚では考えられない数々の方法で体を鍛えて、今では500回以上の登山経験を持ち、若いバンドマン達と今でも山に登り続けています。今年は僕も一緒に山に登りました!残念ながら天候には恵まれなかったんですが、龍峰さんは雨男なので、今まで山に登った8割が雨か曇り…。あっ!雹も降ってましたよね!?龍峰隊長を中心にバンドマンで結成された我々〔山岳間引隊〕は、はたして晴天の中山を登る事はできるんでしょうか!?しかし、一歩間違えれば死ぬかも知れない山で、隊員の龍峰さんへの信頼感は絶大です。その信頼感はバンドマンとしても一緒!ライブをする場所がない頃から歌い続けて来た龍峰さんと音楽の話しをする事は、若いバンドマンにとって一言一言が貴重な糧になります。年も離れて、一見偏屈な爺に見えるのにバンドマンに慕われているのは、ビールサーバーが3つあって飯も食わせてくれて、その上スタジオが家にあるから!ではなくて!まさにマビキ団の歌の通り『やりたい事をやりたいようにできるまで』今よりも先に行こうとするライブ!偉そうな事は一切言わず背中で見せるその姿勢に、みんな魅せられてリスペクトしているからです!縦社会的な上下関係なしに、お互いにライブの感想を良い部分も悪い部分も正直に言っている龍峰さんの姿は心強く、ステージに立つ者は見習わなければならない!と強く思っています。ただ続けて来た奴らとは、一味も二味も違うマビキ団のライブを見て、お前も魅せられろ!!■2010.12月掲載

ユサヒトノアノヒトコノヒト vol.3

ペパーランドで働きだした頃の中西さん音楽をやめてしまう人は、音楽を続けていく人よりきっと多い。僕は金銭的にも時間的にも精神的にもリスクを抱えながら続けている人に魅力を感じるので、その人達のことを知りたい!そして知って欲しい!と思ってこの連載を始めました。今月のユサヒトノアノヒトコノヒトは!LIVE CLEAN STAY YOUNGの中西遼平さんを紹介します!朝、ジローさんと一緒に中西さんの家に突撃訪問した時、リオのカーニバルのブラジル人張りのジローさんのテンションに、寝起きで乗っていけるハイテンションの持ち主中西さんは、地元の広島県福山市でLIVE CLEAN STAY YOUNGの前進バンドとなるLIFE STYLEを8年前位に結成。初めてPEPPERLANDでLIVEをした時にPEPPERLANDスタッフ・ジローさんと意気投合、その日からジローさんとルームシェアして暮らし始め、PEPPERLANDで沢山のLiveを見ながら働き、岡山を中心に活動。LIFE STYLEが解散し、LIVE CLEAN STAY YOUNGとして活動開始するもなかなかメンバーが固まらず、LIVEが出来ない状況が続く中、Dr.野口さんGu.長江くんと出会い今のメンバーに。徐々に活動が軌道に乗り、今では若手バンドの憧れの存在に!その道程は簡単な物じゃなかった!と思うのですが、本人曰く『LP、CD、ダウンロード、音楽の聞き方が変わっても、バンドがやってく事は変わらない。曲を作って、レコーディング、リリース、ライブ。その繰り返しの中で気づいた事に対して工夫して、ひたすら努力し続ける。行きたい所に行けるように、行きたい所を探しながら。』結婚したり、就職したりで自分の生活に比重を置いて音楽に関わっていくバンドマンが多い中、音楽を中心にやって行く事を選択した中西さん。普段は野口さん長江くんをエアガンで撃って遊んだりしたりと、ユーモアたっぷりの中西さんですが、後輩バンドにアドバイスをしてあげている話をよく耳にします。その面倒見の良さや人への気遣いが、音楽性以外にも人を惹きつけるLIVE CLEAN STAY YOUNGの魅力になってるんだと思いました。さぁ君も、LIVE CLEAN STAY YOUNGが探している行きたい所の道の途中に、一緒に行ってみないか!?■2010.9月掲載

ユサヒトノアノヒトコノヒト vol.2

MIRROR LAKESみなさんいかがお過ごしでしょうか?僕はスケートしたり、海に行ったり田植えしたりと夏を満喫しています。肌もしっかり日焼けして、ストパーをあてて坊主にしたエディ・マーフィーと言う新しいあだ名が増えました。今月は、ペパーランドに30年以上出演している先輩に山に連れて行ってもらうので、さらにエディに近づけそうです。しかし暑い!スケートしてても暑い!仕事してても暑い!コンビニ行くだけで暑い!そんな連日の猛暑も吹き飛ばすように、あるいはさらに暑い…イヤ!熱いLIVEをしているアノヒト!今月のユサヒトノアノヒトコノヒトはMIRROR LAKESこと山城由紀さんです!吉備国際大学軽音楽部在籍時から始めたYakuzaLoveは、初めはメロコアバンドだったけどAnthrax等に影響を受けてThrash Metalに突然変異した!と言う一風変わったバンド。8年続いたバンドが解散し、打ち込みを駆使したMIRROR LAKESとして活動を開始!PEPPER LANDに出演しだして13年!とPEPPER LAND2年生の僕からしたら大先輩!YakuzaLoveが中心になって作っていたファンジン『世界革命宣言』はバンドの解散と共にストップしてしまいましたが、受け継ぐと言うより私もやろう!と言う気持ちで新たに、岡山バンドのライブレポやマンガ、お店紹介など、独自の路線をひた走る不定期発行ファンジン、『ホイップ☆HARD CORE』を作ったりと、ライブをすること以外の音楽との係わり方をしてます。インターネットで何でも知れる世の中ですが、地元バンドのライブレポ等、生の声が伝わって来るファンジンは貴重!PEPPER LANDに置いてるので見てみて下さい。PEPPER LANDスタッフ的に「この日は絶対面白いぞ!(必ずしもそれが、お客さんと一致していないのが残念だったりするのですが…)」って日に高確率で現れていたりと、13年続けて来て得た事を行動で示している!と言う事を感じ取っている後輩はオレだけじゃないはず!そしてMIRROR LAKESのライヴは照明していても、カウンターにいても思わず盛り上がって「イェーイ」って言ってしまう!(そしてPA卓から送られる『仕事中になにやってんのオマエ!?』って言う空気。すいません!気をつけます!でも出てしまいます…)そんな思わず声が出ちゃうライブの魅力は、金髪ウィグ、デカサン、フリフリ衣装、頭の上の鳥 、新しすぎて時代が追いついていないダンス、キーボードから流れる不思議なメロディー、ジャンキーなギターサウンド、iPodから流れる岡山のLocal DJがCLUBで流す最新のrhythmから影響を受けたと言うtruck。書いていたら切りがない!とにかくみんな観に来い!って事なんですよ!そんな言葉じゃ語り尽くせないMIRROR LAKESの企画が8月8日PEPPER LANDであります!この日は岡山のバンドガールがPEPPER LANDに集結!最高に楽しい夏の思い出になる事間違いなし!9月12日にはBOMB KETCH企画で、かつては「東の戸川純、西のアリスセイラー」とも言われた元アマリリスの女性パンク歌手アリスセイラーと、"OK!COOL!"でお馴染み、ULTRA BIDE率いるHIDEによるパンクユニットAlice Sailor & Damage Distortionと共演!ぜひ観に来て下さい。最後に、由紀さんがライブ後に必ず慶子さんと話しをしている姿を見ます。その話しの中からヒントを掴んで、自分の表現を形にしていく姿は、当たり前の事なんだけどみんな見落としがちな気がします。13年続けて来た先輩は、さらに続けて来た先輩から学んでいるんだ!先輩が沢山いるんだから、その姿が見えているうちに、もっと僕も貪欲に学ばなくては!■2010.8月掲載

ユサヒトノアノヒトコノヒト vol.1

リチェルカーレ(左:Key.三好 右:Gu.森本) 6/26 犬島jamboreeにてPEPPER LANDでスタッフをしているユサヒトです。PEPPER LANDに集まる人を紹介して行きます。今年で結成10周年になるMOCMOCREWのVo.大倉さんの企画『熱血ギターバトル!VOL.3』が6月18日にありました。8小節毎にドラムのビートに合わせて4回交互にギターを弾いて、オーディエンスの歓声によって勝者が決まるルール。1回目の優勝者は、こちらも結成10周年になるケッチ石原慧!2回目の優勝者はペパースタッフの兄貴分で、Idol Punch、The NothingFace From Colombiaの沖島二朗!そして3回目の優勝者はOMIKOSHI BOYS、リチェルカーレでギターを弾いている森本晃史!という事で第1回目の『ユサヒトノアノヒトコノヒト』は、2010年ギターバトルチャンピオン!森本くんです。小学生の時にお父さんのアコギを弾き出して、中学生の時にOMIKOSHI BOYSの前進バンドを結成。(当時はVo.がいたそうです)高校生になってインストバンドOMIKOSHI BOYSとして活動開始。現在は作陽大学でレコーディングエンジニアの勉強をしていて、同大学のピアニスト三好さんとのデュオ、リチェルカーレでは野外フェスに出演したりと勢力的に活動しています。普段は物静かな森本くんは、LIVEでは派手なアクションはなくてもその熱さが音から伝わってくる!影響を受けたミュージシャンがジェフ・ベックとジョン・コルトレーンと聞いて納得しました。こうしてみると、ギターバトルはテクニカルな面よりも、自分のスタイルを持っていて、そのスタイルで勝負している人が結果勝っている気がします。優勝した森本くんも準優勝だったZONのyouDIEも自分のスタイルで戦い続けて勝ち上がっていた様に思います。ちなみに僕は一回戦で森本くんに負けました〜悔しい!でも延長戦までいったんだぞ!あっ!話がそれて来たので戻します。ギターバトルの次の日、もっと弾けたはず!とギターを弾きまくっていた森本くん。優勝しても自分とのバトルは続いているのだ!内に秘めた熱さをギターで爆発させる森本くんの音楽以外に好きな物は、ポケモンという可愛らしい一面も。一度そのことについて聞いたら、話が長くて疲れたので、割愛します。興味がある人は聞いてみて下さい。また、MOCMOCREW、ADULT PLIN、のレコーディングをしたり、LIVE CLEAN STAY YOUNGのプリプロをしたりと、ステージ上だけでなく、裏方の仕事でも活躍!若干22才にして、様々な場所に活動を広げる森本くんの今後の活躍に大注目!次に森本くんのLIVEが観れるのは、7月17日OMIKOSHI BOYS、7月22日リチェルカーレです。今年のギターバトルチャンピオンのLIVEをまだ観たことがない人は、是非観に来て下さい。■2010.7月掲載